夏バテに効く食べ物
こんにちはー!本日担当のHです。
これからは夏!!毎日うだるように暑く、食欲が落ちて体が疲れてくると、冷たくてさっぱりとした物を食べたくなりませんか?
しかし、すでに夏バテになっている体にはこれは逆効果になる場合もあります。夏バテによる食欲不振は、冷たい物の摂りすぎによる胃腸の冷えが原因のことが多いため、そこにさらに冷たい物を入れることは症状の悪化を招いてしまいます。特に熱中症にならないようにと水分をガブ飲みしている方は気を付けた方がよいでしょう。これは食べ物を摂取する時も同様です。勿論、冷たい物を食べてはいけないわけではありませんが、睡眠不足や頭痛、体のだるさ、そして食欲不振を感じたら、「温かい物」を摂るように心掛けましょう。
では、夏バテ解消に効果のある食べ物には、一体どのような物があるのでしょうか。具体的な例を挙げてご紹介したいと思います。
☆カレーライス
カレーライスには、様々な香辛料が使われていますが、実は香辛料は漢方に使われる成分の別名です。例えば、シナモンはケイヒ、ターメリックはウコン、フェンネルはウイキョウ、クミンはウマゼリ、ナツメグはニクズクなどです。すなわちカレーライスは体によい成分を一度に摂ることができる食べ物と言えます。
☆鶏肉
鶏肉に含まれている良質なたんぱく質は、胃腸の働きを強化・促進する効果があるため、体がだるい、重いなどの夏バテの症状を感じたら、鶏肉を食べるとよいとされています。
☆梅干し
梅干しに含まれるクエン酸には、疲労回復効果があるだけではなく、胃を刺激して食欲を促進させる働きがあります。また、爽やかな酸味は食欲がない時でも口にしやすい味と言えます。
☆唐辛子
辛みの成分であるカプサイシンには、胃液を分泌する働きがあるので食欲不振の解消に役立ちます。また、内蔵を温める効果もあるため、冷たい物の摂り過ぎによって冷えた胃腸を回復してくれます。
☆野菜スープ
夏バテになって食欲が落ちると、体はミネラル不足に陥ります。その場合、夏野菜を食べるのがよいのですが、生のままだと食べにくく、またサラダは体を冷やしてしまいますので、温かいスープにして食べるのがお勧めです。
☆ホットミルク
牛乳には、豊富なミネラルとたんぱく質が含まれているため、夏バテで疲れた体を回復させるにはもってこいの食材です。この場合も冷たいまま飲まずに温めて飲むことで胃腸を労わり、回復を早めてくれます。
☆湯豆腐
豆腐には疲労を回復するビタミンB1やB2が豊富に含まれており、また口当たりやよく食べやすいことから夏バテになった際に食べる方も多いと思います。冷奴で食べるのも勿論よいですが、お勧めは湯豆腐です。これは、暑い夏は冷たい物を食べたくなりがちですが、すでに夏バテになってしまった場合は体を温める方が胃腸の回復が早いからです。
☆キムチ
キムチに含まれる辛味が胃を刺激し、酸味が疲労回復を促進してくれます。そのまま食べてもよいですし、鍋やスープにするのもよいでしょう。
☆豚肉
夏バテで食欲が落ちている時に肉類を食べるのは、なかなか辛いものがありますよね。しかし豚肉に含まれるビタミンB1は、体内に吸収されると疲れの元である乳酸をエネルギーに変えて疲労を回復してくれるため、是非摂っておきたい食材です。とは言え焼肉は食欲がない時には食べずらいでしょうから、豚汁などの温かい飲み物にして摂るのがよいでしょう。
☆漬物
暑くて炭酸飲料やジュースをたくさん飲むと、そこに含まれる糖質をエネルギーに変えるビタミンB1がどんどん使われてしまい、それが疲労や体調不良を引き起こします。ですので、夏バテになったらビタミンB1を補給するのが好ましいのですが、漬物にもビタミンB1が入っているとご存知でしたか?中でもぬか漬けはビタミンB1が多く含まれているそうです。
夏バテに効く食べ物は疲労回復効果のあるビタミンB1やクエン酸を中心に、ミネラルやたんぱく質を多く含んでいる物で、胃腸を刺激し食欲を取り戻すためには冷たい物より温かい物の方がよい、ということがわかりました。
また、夏バテを予防する食べ物と夏バテを解消する食べ物は、厳密に言うと少し違うということを覚えておきましょう。夏バテを予防する食べ物は、文字通り夏バテにならないように防ぐために摂るとよいとされる食べ物であって、すでに夏バテになってしまった場合には返って逆効果になるケースもあります。
さらに今回ご紹介した食べ物も、それぞれの体調に合わせて考えることが必要です。胃が弱り切っている時などにはまた対処も変わってくるので、自分の体調をよくわかった上で試してみて下さい☆