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サメ肌の原因・予防対策

  • 2018年8月25日
  • 読了時間: 3分

そもそもサメ肌って? 一般的にいわれている「サメ肌」は医学用語ではありません。病名でもないため、通常の診察の中では使用しない言葉です 辞書を見てみると、サメ肌は皮膚の病気の1つである「魚鱗癬(ぎょりんせん)」の俗称、と書かれています。

魚鱗癬にはいくつかの種類がありますが、特に多くの方に見られるのが尋常性魚鱗癬です。

また、魚鱗癬とは違いますがもう一つ身近な疾患として、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)が挙げられます。

この2つを中心に、サメ肌の原因や対処法を見ていきましょう。

サメ肌の特徴となりやすい場所 サメ肌、つまり魚鱗癬とは、全身の皮膚が乾燥してキメが荒くなり、カサカサになったり、フケのように皮膚が剥がれ落ちたりする状態のことを言います。

その様子が魚の鱗のように見えることから、魚鱗癬という名前がつきました。

尋常性魚鱗癬は、二の腕の外側や太ももの前側など四肢の伸びる側や、背中に症状が現れます。

サメ肌は何が原因で起きるの? サメ肌は、角質異常が原因で起こります。

尋常性魚鱗癬のザラザラとした質感は、皮膚の一番表面にある角層が厚くなっていることが原因です。

また、毛孔性苔癬の場合は角質が開いた毛穴にたまり、ザラついている状態です。

サメ肌のケア方法 お肌のターンオーバーや遺伝も関係するとされるサメ肌ですが、日ごろのスキンケア方法や病院での治療法にはどのようなものがあるのかご紹介します。

(1)スキンケアは保湿が重要 サメ肌のケアでもっとも重要なのは保湿です。

一日に何回と回数を決めず、肌の乾燥を感じたら、その都度保湿剤を塗ってケアすることが基本となります。

また、角質が厚くなっている部分には、角質を溶かす作用のある尿素が含まれた塗り薬や、サリチル酸ワセリンといった塗り薬も有効です。

(2)食事で気をつけたいポイント 日頃の食事で制限はありませんが、バランスよく栄養をとれるようによく食べることを心がけましょう。

その中でも、ビタミンAやβカロテンは、皮膚や粘膜を正常に保つのに効果的といわれています。

ビタミンAはレバーやうなぎ、チーズ、卵、緑黄色野菜に多く含まれています。また、βカロテンはかぼちゃやピーマン、ほうれん草のほか、スイカやかんきつ類の果物に多く含まれています。βカロテンは、油と一緒にとると吸収がよくなります。そのため、バターやオリーブオイルで炒めるなど、油脂と一緒にとるとよいでしょう。不足しないよう積極的にとりたいところですが、体内に蓄積されるビタミンなのでサプリメントなどによる過剰摂取には注意が必要です。サプリメントで足りない栄養を補うというよりは、野菜を含めてさまざまな食品をバランスよくとることをようにしましょう。


 
 
 

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